doziokan’s blog

息子に「マジメすぎてウザい」と言われるオカンちゃんです。波乱万丈すぎた過去のことと、今の思い、大好きな韓流ドラマのことも書きます。

最愛の鳥の命日を前にブログ開設

今日は、J君の命日だ。

 

2年前の今日、息子が起きるのを待ち、

苦しみながらも息をしていたJ君は、

小屋にかけていた布を開けると、「ピー!」と大声をあげた。

 

いつもなら朝が来るまで寝ない息子が、

ほんの少しだけ仮眠をとり、

念のためにかけた目覚ましが鳴る前に起床。

 

私も別の部屋でウトウトとはしていたものの、

ほとんど寝付けないままに朝を迎え、愛らしい声で目が覚めた。

 

鳥の死が呆気ないことは、3羽の死を経験して理解している。

 

とはいっても、あのイジメの時、

心の支えになってくれた、鳥を好きになるきっかけもくれたJ君。

 

彼との出会いが無かったら、他の子との出会いもなかったから、

そうじゃなくても、いつだって「もういいよ」とは言えないから、

どうか夢であってほしいと、心の底から復活を望んだ。。。

 

 

そんな、愛しい子とのお別れを、まだ乗り越えられてない息子は、

他のことでは泣いたりしないのに、今でも鳥を夢を見ると泣き、

日々の中でも、いろんな鳥たちのことをよく話す。

 

いろんな思いから、今日を迎える前に始めたんだろうブログ。

なんとなくそんな空気を察しながら、

夕飯後に一緒に過ごしていたら、「ブログ書いてる」と鳥に一言。

 

(やっぱりね)と、ちょっと笑いながら黙っていたら、

数十分後、「できた!」と、清々しい顔の息子。

 

なんと、パソコンのモニターをこちらに向け、

「読んでもいいの?」というと、「なんで?」と、

意外そうな顔で、「わからん内容だと思うけど」とニコリ。

 

当然、内容は理解不能だったものの、

妄想を形にするという一歩目は、確実に踏み出せたので、

いろんな設定を自分色に変えながら、記事数を増やす努力をしてほしい。

 

そんな行動からも、J君への思いを感じ取ることができて、

昔も今も、息子を支え、揺り動かしているJ君は、

私のプレゼントだったことに、母としての直感と深い意味を感じる。

 

あの頃、どことなく淋しげだった息子に、

誕生日でもないのにヒナを買おうと思ったのは私だから、

イジメのことには気づけなくても、救いをあげられたんだと。

 

そして、(もう大丈夫)と思えたから、

J君も安心して彼のもとを去ることができたんだろうと。

 

もし、開業や廃業の真っただ中だったら、

あんな風に静かに別れることはできなかった。

 

お金の目途が立ち、あとは家を出るだけとなった、

あの時だったからこそ、静かに静かに死を受け止められた。

 

もちろん、息子も私も、悲しくて淋しくて、

息子は喪失感に苛まれ、未だにまだ傷も癒えずにいるけど、

彼が生まれ変わり、また一緒に暮らせることを信じ、

そんな思いからも、ブログを始める決心をしたんだろう。

 

命日の今日は、「ゆで卵と卵(J君の好物)」とのリクエストがあり、

夕飯は冷麺(亡くなった夜に号泣したメニュー)を作ることになった。

 

いつか、彼のこともブログに書けるといいね。