doziokan’s blog

息子に「マジメすぎてウザい」と言われるオカンちゃんです。波乱万丈すぎた過去のことと、今の思い、大好きな韓流ドラマのことも書きます。

イジメを受けた過去を持つ息子との絆

5日前、20年ほど前のイジメの話を聞いた。

 

これまでにも、何度となく、生活面での指摘をし、

そのたびに何度も味わってきた、答えが出ないもどかしさ。

 

親としては、挫折以外、痛みを知らない息子が、

どうしてこんなにも無気力で、

訳の分からない発言や、時々遠い目をするのか。

 

私のためとは言わないまでも、

自分自身の今や未来のために、

どうして、人ができるあたりまえができないんだろう。

 

ふつうに働き、ふつうに生きるってことの偉大さを、

私の父も、旦那も、実の父親にさえできているのにと、

叱咤激励の思いを込めて、あえて強く言うこともあった。

 

そのたびに、息子は口を閉ざし、

働くこと以外は、まるでふつうに、暮らしては来たものの、

いろんな苦痛も続いたことから、心が晴れるということはなかった。

 

食欲はふつうにあり、会話だってちゃんとできて、

ニュースを見ての感想だって、思いやりがある正当なもの。

 

なのに、夜はちゃんと寝ないし、

カーテンを開けることを異様に嫌うし、

もちろん、明るさに弱い目だとはわかっていても、

「向こうの人が見てる」だなんて、そんな考えは私には理解不能

 

でも、今にして思えば、あの時の恐怖心も、

人の目を気にすることにつながっているとわかり、

見知らぬ他人に自分を見られたくないっていう思いもわかり、

外に出れば、どこに敵がいるかわからないと、身構える気持ちもわかる。

 

だから、異様に疲れるってことも、

イジメのことを知れば理解できるけど、

これまでは、ただの神経質だと受け入れるしかなかった。

 

大まかなところもあり、お笑い好きな明るい面も大いにあり、

大雑把で、細かなところは気にならない面を持ちつつも、

妙に繊細で、小さなことをこだわっていたり。。。

 

もちろん、全てがイジメのせいではないとしても、

イジメが与えた影響もあるとわかり、ある意味、合点がいった。

 

そして、不自由とも言える面倒くさい自分をどう生きるか。

 

どん底だった時に自問自答して出した答えが、

体を鍛えることと、家でできることで収入を得ること。

 

その思いは、2016年3月10日から続いていて、

努力は形として実っていて、妄想はさらに大きくなっていった。

 

息子曰く、私には「ノセてほしい」とのこと。

 

誉めておだてて調子に乗らせてほしいそうだけど、

親という仕事は、ふつうや平凡や常識の尊さを教えること。

 

貧乏であるゆえに、諍いも多々あるけど、

感情任せに出た言葉は「その時限り」って弁解(?)も聞けて、

昨日は泣かずに話し合いもできて、少しずつ心のモヤも晴れ。

 

「ここまで一緒に居たら、ずっと一緒に居るでしょう」って言う、

息子の言葉や思いもすべて、信じてみようかなと、思ってみたり。

 

私にぜいたくをさせたいっていう思いもあると知り、

まして、あのイジメの時、空中に向かって殴る練習をしたら、

思いのほか強くて、相手を殺してしまうと思い断念し、

心も体も弱い母には言えないと、一人で乗り越えた強さも含め。

 

離婚後の騒動の時にずいぶんと助けられてきたから、

息子がやろうとしてることのサポートに、命を捧げる決意をした。

 

その間、もっと楽に生きていくために、

心の傷も癒していかなくてはいけないし、

必要なら、心療内科の先生にも頼りながら、改善を図りたい。

 

息子が言うように、今の状況が傷口をあらわにしたなら、

努力が実を結ぶことで、カサフタもはがれていくだろうし、

いつか奥さんをもらい親になれば、家族のために強くもなれるだろう。

 

その素質はじゅうぶんにある子だから、信じて時を待つことにしよう。

 

それにしても、

クラスで5人、中でも3人は、ひどいイジメっ子だったとか。

 

男同士は、ケンカではなく殴り合いをしたり、

その中で、痩せっぽちながら強かった息子が、なぜターゲットにされたのか。

 

 

男兄弟が居ない私には、男の世界は理解できない。