doziokan’s blog

息子に「マジメすぎてウザい」と言われるオカンちゃんです。波乱万丈すぎた過去のことと、今の思い、大好きな韓流ドラマのことも書きます。

同級生へのイジメの傍観者

中学校時代、息子はたくさんの友人を家に招いた。

 

その友人たちはどの子も良い子で、

私もできる限り接するようにし、

顔を見て安心したら、買い物などに出かけ自由に遊ばせた。

 

中学生になったとはいえ、一人で家に置くのは気が引けたから、

友達といることで、そういう思いもなく外出することができた。

 

とはいえ、私が当時の旦那を伴い外出するのは、

買い物や喫茶店に行く1時間前後のことで、

登校時や帰宅時は、必ず家に居るようにしたし、

無理な場合はメモを残すなど、不安を与えない配慮もした。

 

幼い頃に離婚をし、辛く不安な思いをさせたからこそ、

一緒に過ごす時間を大切にし、心が通う仲良しな親子であると、

あの頃はすっかり思い込んで、息子との日々を過ごしていた。

 

登校してすぐの帰宅が続いた時は、

体のどこが悪いんだろうって、心配もしたし思い悩み、

息子のことは、ちゃんと気にかけてる、つもりだった。

 

年令的に、裸を見る機会はなくても、

顔色を伺うってことは、できたはずなのに、

息子からしたら、なんて役に立たない母親だっただろう。

 

本人は、「カッコ悪いから」と説明するけど、

イジメられる側の何がカッコ悪いか、私にはわからない。

 

繰り返し繰り返し、言葉で、こぶしで暴力を振るわれて、

最初は反発し、次第にそれをやめ、耐え抜いた息子。

 

そして、頑ななまでに、自分を守れるのは自分しかなく、

私がすることはことごとく失敗ばかりで、

よくよく考えたら大したこともなく、向上心がない人間。

 

そんな結果となった。

 

自分は、いろんな奴らを見返すためにも、

お金を稼ぐことが最善なんだと、偏った考えを持つようになった。

 

弱い自分、大したことない自分を奮い立たせ、

今の悩みや病的な思考も、全てお金が解決すると、思いこんだ。

 

この3年余り、確かに何もしなかったわけではない。

 

いろいろ悩み、考え、調べ、努力もした上での新しい道の選択。

 

結論を急ぎ、逃げるしかなかった母を見てきたからこそ、

失敗をしたくないからと、準備期間に時間をかけようとする気持ち。

 

死という形で逃げるところから思えば、

生き抜くという方向への転換で、喜ばしいこと。。。

 

そう思えたらいいのに、信じることも応援することもできず、

失敗した時の心ばかりを心配してしまう私。

 

一度だけ遊びに来た良さそうに見える子が、

イジメの場に遭遇しても傍観者だったことを知った。

 

「アイツはダメだ」とため息交じりに言った息子にとっては、

もしかしたら、母親のことも傍観者に見えたんだろうか。

 

あまりにも古く、根深い話で、何をどう解決できるのか、

かいもく見当がつかず、久しぶりに寝苦しい夜だった。

 

その上、住民の中に、「うるさい!」と怒鳴る人がいて、

もしかしたら室外機のことかと思うと、ウチなのかと不安にもなる。

 

もし怒鳴り込んできたら、息子がキレたら、

いろんなことを思うと、今の状態のままで、いいはずはない。

 

今日は、無事に家賃を振り込み、

昼からはお米などの荷物が届き、その後、どんな空気で過ごせるか。

 

「7~8年前まではのん気に過ごしてた」との言葉を思うと、

母の死や、私の障害や、夫婦喧嘩など、

挫折に至るすべてが原因である可能性が高く、

お金への不安も、最もと言っていい、大きなストレス。

 

お金がなければ生きていけないという苦境に立ち、

一度は「死んでやる!」という弱い自分が出たけど、

「お金を稼ぐ!」と変換できたのは、息子が強いから?

 

昔、イジメに耐えたように、乗り越えようとしてるなら、

息子が言うように、そこに乗っかればいい、単純なことなのかな。

 

私は、とんでもなくクソマジメで、マイナス思考で、

何かを始めるってことには、消極的で、冒険を好まない。

 

主婦であることで満足し、家族の幸せを重んじ、

私という個には、何も残らなかった。

 

息子は、それが悔しくて、

私も同じくらい、息子と同じ考えになってほしくて、

大きな夢を持ち、もっともっと最大限、輝いてほしいと願う。

 

年令や体力低下を憂うなら、筋トレするなど、頑張ればいいと、

息子は息子で、私がイキイキ生きられるように、助言もしてくれる。

 

でも、私にとっては、自分より息子。

息子が一人でも生きられるように、それを見守るのが最後の務め。

 

ついつい、自分を棚に上げ、言わなくてもいいことを言ってしまい、

息子のやる気をそぎ、スタートを遅れさせてしまう。。。

 

思えばこそなんだけどね、今の息子には伝わらないんだろう。

 

息子が1歩を進み、何かしらの結果が出たら、

息子の気持ちだけでなく、私の気持ちも変わるんだろう。

 

昔のことについても、詫びるところは詫び、

誤解は解き、知るってことで、少しずつ関係修復できるならいい。

 

ただ、もう無理はできない、お互いに限界に近い状態だから、

傷つけあうだけで役にも立たないなら、一緒に居るってことも難しい。

 

この年で、こんな形で一人になるのは、惨めで不本意だけど、

息子が元気で明るく生きていけるなら、私なんて死んだってかまわない。

 

息子がよく言う、来世なんてものも、もうなくてもいいから、

私が得られたかもしれない幸せを、すべて息子が手に入れてくれていい。

 

こんなにも人生に裏切られると、さすがにしんどくて、

今は、心ここに非ずって感じで、パソコンの前に居座るしかない。

 

こういう時、会いたい人も話せる人もいなくて、

いつだって、こうやって、書くことで思いを吐き出すしかない。

 

息子も、同じように孤独を感じてるんだろうって思うと、切なくなる。