doziokan’s blog

息子に「マジメすぎてウザい」と言われるオカンちゃんです。波乱万丈すぎた過去のことと、今の思い、大好きな韓流ドラマのことも書きます。

心療内科に通う意味

息子と始めたお店を廃業することになった時、

手元に残ったのは、わずかな生活費と借金だった。

 

お店を始めることになった経緯はともかくとして、

存続を諦めたのは、自暴自棄になった息子の命を守るため。

 

男だからかプライドが高く、

人生でも初めて味わう挫折の苦悩、

その始まりが私の夫であるにもかかわらず、

一見すると無傷にも思える身勝手極まりない発言。

 

家賃が払えないとわかると態度を豹変させた、

不動産屋の暴言も聞くに堪えられず、

いつ消えてなくなってしまうか、ただそれだけが恐怖で、、、

 

命さえあれば、いつか笑えることが来ると信じ、

もはや他人となった夫の元に戻り、生活改善に努めた。

 

夫婦の仲は、戻するつもりもなかった。

私たちに苦渋の汁を舐めさせた張本人に、

憎悪の念はあっても、情も、破たんを悔いる思いもなかった。

 

まして、まるで別人の鬼の形相を見せつけられては、

わずかに残っていた社会人としての尊敬も消え失せ、

命を守るためにも、事を荒立てずに家を出ることだけを願った。

 

殺されるかもしれない。

そんな思いは、息子の方が強く感じていたようで、

万が一の事態を恐れ、息子は聞き耳を立て、

昼夜逆転の生活をするようになり、彼の勤務中に睡眠をとった。

 

借金を理由に離婚を申し出た時も、

「俺が払う」と言って、優しさを装っていたけど、

お金が工面できる約半年後まで、生活がもつはずもなく、

働かないことを責めたてられながら、居候生活を続けた。

 

働かないのではなく、働けない精神状態。

悪行すら棚に上げられる彼に、理解を得られるはずもなかった。

 

悩みもがきながら出た結論は、弁護士さんや議員さんを頼ること。

プライドがあるからこそ、全てを話してアドバイスをいただく。

 

その結果、急いで離婚する必要があり、

自己破産のこと、心療内科で診断書ももらうようにと言われた。

 

どちらも、私が足を運べばすむこと。

全ての名義は私になっていたから、息子のプライドは傷つかない。

 

きっと、あの頃も、息子にはいろんな思いがあったと思うけど、

ケンカや話し合いをしたり、笑い合ったりもすることで、

気持ちを前向きに、生きる!という方向へ向けられるように、必死だった。

 

私にとって心療内科は、病気をするため、診断書をもらうためのものだった。

 

自分自身を振り返ったり、状況をよくするための努力は、

薬をもらったりしなくてもできるし、不眠症だって克服できた。

 

自分なら、病名を知っても、(やっぱりな)って思い、

どう改善していくべきか、考え、工夫することで乗り越えられるけど、

男としてのプライドが高い息子となると、帰って逆効果かも。。。

 

そんな思いがあって、どうしても通えずにいるから、

もしそれを理由に保護を打ち切られたらと思うと、それは恐怖で。

 

昨日は電話に出ることができず、今日の訪問も出られなかった。

 

電話の相手が誰かわからなかったこと、

パジャマ姿だったことも理由ではあるものの、

息子の前でいろんな話をするのを避けたい気持ちもあり、

そんな思いも含め、近いうちに話に行こうかなと思ってる。

 

過去を振り返るのは痛みを伴い、

その時と同じような気分に陥ってしまうこともある。

まして、ここまで改善したパニック障害が、元に戻ることも避けたい。

 

まずは私が先に病院に行き、息子の話もして、

必要があれば何度か通院し、その上で、息子も通院。

 

静かに過去を受け入れ、過去のこととして受け止められるように、

それ以上に、生活が改善していくように、親子で頑張っていきたい。