doziokan’s blog

息子に「マジメすぎてウザい」と言われるオカンちゃんです。波乱万丈すぎた過去のことと、今の思い、大好きな韓流ドラマのことも書きます。

ストレスが記憶に与える影響

「小さい頃は可愛がられた」などと、

大きな勘違いをしてる息子は、被害者みたいな思いも抱えている。

 

幼い頃、言うことを聞かないと「お灸をすえるよ」と、

足の親指には近づけていたけど、実際にはあてていないのに、

「くるぶしにあてた」とムキになったり、

 

どんなに怒っても、鳥をはたいたことなんて一度もないのに、

「はたいたところを見た!」と言い張ってみたり。

 

角度によってはそう見えたとしても、

感情的にそうしないことはわかりそうなのに、

いつからか鬼婆くらいに思っていたのか。

 

それはきっと、イジメに気づかなかった罪なんだろうけど、

それにしても、私の性格を知らな過ぎて悲しくなる。

 

生まれた時から今日に至るまで、

自分がどんな状況に置かれていようとも、

息子の存在がいちばん大切で、大事に大事に育ててきた。

 

病気をすれば、自分も病気になってしまうくらい、

辛くて、苦しくて、どうしようもなく弱い母だった。

 

夫や旦那に恵まれず、結婚生活が破たんしても、

息子との暮らしのために、働き、養い、無い時はお金の工面もした。

 

日々の買い出しや、お金にまつわるすべての雑用も、

当然のように私がしてきたし、それを不満にも思わなかった。

 

ただ、さすがに、大きくなってもやる気がない息子には、

私が死んでからの一人暮らしのために、

どうしても口酸っぱくなり、疎ましがられることもたびたびあり。

 

そのたびに、悲しいような、怒りに満ちたような、

なんとも複雑な顔で、無視や、反発を食らった。

 

それもこれも、親のせいで家を転々とし、

企業に失敗し、食べることにさえ不安に感じたことが、

イコール死であると思い悩んだことが、

温かな記憶さえも、無かったことにしまったんだろう。

 

アルバムには、確かに、母子の笑顔があるというのに、

ストレスが与える影響って、こんなにも酷いんだと痛感する。

 

私も、ストレスによってパニック障害を発症したけど、

不眠症や様々な症状も、心と向き合うことで改善してきた。

 

思ったよりも、心は弱く、強く、

自分をわかろうと向き合えば、必ず糸口は見つかる。

 

何度も、納得と改善を繰り返し、

時には、少し無理をして挑戦もし、

できなかったことができるようになることで、自信もつけてきた。

 

息子にとってそれは、お金を稼ぐってことなんだろう。

 

私の場合は、旦那と離れて、息子とふたりになることだったけど、

息子の場合は男だから、揺るぎない自信が必要不可欠。

 

自信を取り戻すことで、すり替わった記憶が元に戻るように、

私も、日々を、言葉を大切にし、協力できるところはして、

残り僅かであろうこれからを、今よりもっと楽しみたい。

 

そのためには、稼ぐってことは最も大切だから、

息子の夢が叶うように、適切な言葉をかけていきたい。

 

イジメの時、思ったよりも強かったことも、しっかりほめてやりたい。