目指すは家賃20万円のマンション!
イジメのことを告白した22日以降、息子は口数が増えている。
私は、一人の時間は相変わらず思い悩み、
勝手に涙が流れてしまう日々を送ってるけど、
息子にとっては、今に始まった問題ではなくて、
ずっと心にしまっていた過去の話。
そんな風に楽に考えれば、心の傷はすでに癒えて、
2010年以降の家庭内での出来事の方が、大問題。
私たちの長い長い夫婦喧嘩が、怒鳴り声が、
息子を傷めていたのかと思うと、自分を責めずにはいられない。
そんな思いもあって、何事に於いても反省をしない、
今でも平気で足繁く通ってくる元旦那にも、この問題は共有してもらった。
だからといって、何を考えてるかも知らないし、
何を言ってくれたわけでもないものの、
私たち親子に影響を与えていること、心の問題として残っていること、
忘れるべきではないし、それ以上にあるのが、元旦那こそ病気だということ。
結局は、元凶は、彼の人間性であることを知るべきだと思い、
そんな思いは奥底にしまい込み、出来事だけどメールで伝えた。
「一緒に居た頃の話だから…」と前置きをし、
できる限りの短文で、今の様子は思いは封印してのメール。
それがどの程度伝わったかはわからないものの、
あくる日、珍しく短文の雑談が送られてきたから、更に短文で返信。
ちょっとは思うところがあったのかなと、いいように解釈している。
そんなこんなで、息子とは、ケンカやら話し合いやらが続いているわけで、
親としても、昔のことをふまえた上で、言うべきことは言わねばならず、
言葉だけではなく、昔からの思いも含め、説明する努力を続けている。
元々、自分の思いがうまく言えず、心にためがちで、
言おうとすると涙になるのが悔しくて、なおさら素直になれず。
そんな私の欠点が、息子に受け継がれているのを知ったからこそ、
あの頃も、これまでも、今も、母としてだけは一生懸命であると伝えたい。
叱咤激励も苦言も、息子を思えばこそだと、ちゃんと理解してほしい。
苦しかった頃は、生きるのが必死で、
わかってもらえないことも悲しかっただろうけど、
隠そうとする気持ちが強いほど、相手に伝わるはずはないこと、
私自身も、同じように夫婦の問題を隠してきたから、わかるはず。
少しずつ会話を続ける中、彼の夢はどんどん膨らみ、
次の引越は、収入がいくらで、それが何カ月続いたら引越。
なんてことも、具体的に考えるようになってきた。
家賃については、3LDKで20万円。
一部屋は倉庫にして、2部屋はそれぞれの部屋。
『楽器OK』など、防音設備が整ったところを希望している。
私はてっきり、ここの倍くらいのところへ一度目、
その倍に2度目の引越をすると思っていたので、
年令のこともあり、「無理!」となったけど、
やる気を出し、成功を収めるなら、その姿も見たいので、
息子の思いを汲み、同行し、協力することも決心した。
あれほどの残酷なイジメに耐え抜いた息子。
その強さと経験は、今後の人生に生かされることだろう。
大きく変わっていくことを願いながら、母として見守っていきたい。